心理学における客観的視点 存在の意味 情欲の克服(ユング) |
「旅」から
いつの場合でも、批判という梃子(てこ)を有効に使うためには、われわれがその事象の外に支点をもつ必要がある。
他の学問に比べて、心理学はとくに、われわれがはるかに主体的に関わらざるをえない学問であるから、このことがあてはまる。
(P66)
私にとって存在するものの最高の意味はただそれがあるという事実にあって、現在そうでなかったり、もはやそうではないといったことにもとづくのではない。
(P107)
情欲(パッション)の地獄を経なかったものは、また情欲を克服することもない。
(P108)