1Q84 ユングが刻んだ言葉は本当に「冷たくても、冷たくなくても、神はここにいる」なのか |
ところでユング自らが石に刻んだ言葉は本当に「冷たくても、冷たくなくても、神はここにいる」なのだろうか。
その疑問から開いた「ユング自伝2」(みすず書房)の巻頭の写真の説明にはこう記載されている。
キュッスナハトの家の扉、
銘文「呼ばれようと、呼ばれまいと神は存在する」はデルフィの神託で、
スパルタがアテネと戦端を開こうとしたときに与えられたものである。
「冷たくても、冷たくなくても・・」と「呼ばれようと、呼ばれまいと・・」とでは原文の解釈の違いというにはあまりにも違いすぎるように思えるのだが、本当のところはどうなのだろうか。
村上春樹の作品を通じてユングが広く語られることは喜ばしいことと思うと同時に、ユングが刻んだ言葉の本当の意味を改めて知りたいと思った次第である。
(八嶋聡)
私たちのブログでそのことをちょっと考えました。
もしお時間がございましたらお読みください。
コメントありがとうございます。
トラックバックの件、どうぞよろしくお願いいたします。
村上春樹氏は知っていてあえてそう書いたのか、機会があればぜひ聞いてみたいものですね……
英語版はどうなのか知りませんが。。。